Name: 小野 伸二 Shinji ONO
Height/Weight: 175cm/74kg
Birth: 1979.9.27
Nationality: 日本
Career: 今沢中-清水商業高-浦和-フェイエノールト-浦和-ボーフム-清水-WSW-札幌-琉球-札幌-引退
Dominant Leg: 右
Position: OH/CH/(LSH)
□攻撃/守備/当た/スタ/スピ/加速/反応/敏捷/
75 / 54 / 75 / 76 / 72 / 73 / 73 / 75 /
□ド精/ド速/短パ/短速/長パ/長速/蹴精/蹴力/蹴技/FK/曲が/
82 / 68 / 88 / 74 / 84 / 72 / 73 / 77 / 75 / 76 / 79 /
□頭精/跳躍/テク/積極/精神/プ安/連携/コ安/逆精/逆頻/
75 / 70 / 89 / 69 / 72 / 5 / 72 / 4 / 8 / 6 /
*パサー、司令塔、両足フェイント、ダイレクトプレイ、アウトサイド/B-C
*FK/CK担当・FKタイプB、ヒーロー、トリックプレイ、シンプルプレー、逆足プレースキック
*プレイスタイル ナンバー10、ピンポイントパス
*スキルカード スルーパス、アウトサイド、ダイレクトプレー、スクープキック
■中盤の攻撃的な位置から攻撃を組み立てることを得意とするゲームメーカー・チャンスメーカーである。同世代で同様に攻撃のタクトを振るう中村俊輔、遠藤保仁、小笠原満男らとの最大の違いは圧倒的な技術の高さ、ボールコントロールの正確さであり、「ボールと会話できる選手」と言われるほどテクニックが高い。利き足に持ち替えようとする動きはほとんど見られず、右足、左足遜色なく高い精度のシュートやボレー、クロスを蹴ることができる上、細かなボールタッチからみせる巧みなドリブルやワンタッチで相手をかわすなどのプレーを簡単にこなす。ダイレクトプレーの判断力が高く、ワンタッチ、ツータッチでテンポよくゲームをコントロールする。このような狭いエリアでのトリッキーなプレーを得意とする一方で、パサーとしての視野の広さも兼ね備えており、2002 FIFAワールドカップのグループリーグ・ベルギー戦で鈴木隆行の得点をアシストしたロングフィードは有名である。これらの能力に加えプレスキックのキッカーとしても有能であり、代表・クラブでもアシストや得点を数多く記録している。
また「豪快なシュートより技ありのシュートが好き」と話すように、ループシュートのようにキーパーの意表をつきタイミングを外すようなシュートが得意で彼のプレーの特徴の一つである。ペナルティエリアの外からゴール隅をふわりと狙う独特のミドルシュートは、フェイエノールト所属当時月間ベストゴールにも選ばれている。きわめて客観的な視点から繰り出すラスト・パスは日本国内で「エンゼルパス」と呼ばれている。またそのベルベット織の絨毯のような柔らかな触感のボールタッチを評してオランダのメディアでは「ベルベット・パス」と評されていた。
そうした非常に高いプレイ精度と技術力を誇る反面、フィジカルコンタクトを不得手とするため、相手ディフェンダーによる厳しいチェックには脆い傾向にある。また、技術レベルの高い選手によくあるとされる、エゴイスティックなプレーに走りがちな側面も持っており、運動量の少なさ、守備力の低さを常に指摘されてきた。ただ、2010年に清水エスパルスに移籍してからは好調を保ち、それらにも改善の跡が見られると評価されている。リーグ序盤ではチームの核として首位争いに貢献しており、中村俊輔の代わりに2010 FIFAワールドカップの日本代表メンバー23人入りをといった大胆な意見も出てきている。